空が白み始める頃、神野山颪が通り抜ける菅生の峠に上出地区の人たちが集まってきます。山ノ神は山の中に宿って山仕事をする人たちの安全を祈っているといい、新年に五穀豊穣と山での安全を祈ります。峠の小高い丘の上にご神体が祀られており、山の神は女性と信じられ、機嫌を損ねてはならないと女性の姿は見られません。山の神に安全祈願をした後、持ってきた藁を撚り合わせ短時間の間に勧請縄を作っていきます。出来上がった勧請縄を掛け、さらに大きいホウデンを取り付けます。最期に外敵から守るようにと、昨年の刀と今年の刀を供えます。金持ちになるようにと、ご祝儀の額が昨年より一千万増えてご祝儀五億六千八百万になっていました。(H17.01.07撮影)
山添村菅生上出 「朝日を浴びて」
【山添村菅生上出 「朝日を浴びて」】
山添村菅生上出 「山の神と勧請縄」
【山添村菅生上出 「山の神と勧請縄」】
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