天理市の山間部の下仁興町では長老ら六人宮本衆が集会所(旧極楽寺)に集まり、烏帽子着座(だんじょうとも呼ばれる)における御供物を作っていきます。タロ木(タラの木)の先端に半紙を巻きつけハサミで切り花のように広げます。シデの木には満月型と三日月型にした餅をコヨリで取り付けます。この花かずら木は土台に取り付け一対に仕立てます。これらは薬師さんの前に藁縄で編み四タレを取り付けた注連縄と一緒に飾ります。一方では11日に行われる的打ち行事の際に用いられる竹筒のホラ貝を作っていきます。竹の外側を鉈で丹念に削り取り薄くします。穴を開けて音が鳴るかどうか確かめます。なお、昭和57年の宮本備忘録では薬師如来と九頭神社「ごんずい」行事の牛玉宝印書が記されていたが、現在はお参りをすることもなく廃止されています。(H18. 2. 4撮影)
天理市下仁興 「花カズラと竹笛作り」
【天理市下仁興 「花カズラと竹笛作り
天理市下仁興 「烏帽子着座御供」
天理市下仁興 「烏帽子着座御供」
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