「涅槃講の集金に来ました」と言って、早朝から集落26軒を巡ってきた子どもたち。当番のヤド家に戻ってくると涅槃の掛け図を掲げる座敷に上がった。今日は日笠町で毎年行われている子ども涅槃の日。十年ほど前までは15人もおったという子どもたち。小学一年生から中学三年生の男女が対象で今年は三人。続行することが困難になってきたことから中止しようとする意見もあったが今日の日を迎えた。現在はお金集めに変わっているが、かってはゴク(御供)集め。一軒、一軒巡ってお米をもらう。それを現金化して子どもたちのこずかいにする。年長者はようけ取って年少の子には文房具に替えて分けたという。いつの頃からかお金集めになったのだと涅槃のヤドのご婦人は仰る。風呂敷に包んで持ってきたお盆に飯碗、煮椀、汁椀、皿に箸。二つの椀を預かったヤドは昼ご飯の支度に忙しい。それができるまでは持ってきたゲームに熱中する二人。一人は部活クラブで昼過ぎに参集するので二人だけの遊びタイム。子どもの涅槃の日はヤドと呼ばれている当番の家で一日中遊びほうける。そのころは上の地区、下の地区、それぞれ日にちを替えて行っていた。それだけ沢山の子どもがおったからそうしてきたが、少のうなったんだからと数年前から両地区合同となった(H21. 3.30撮影)
日笠町 「涅槃講のお金集め」
日笠町 「涅槃講のお金集め」
日笠町 「涅槃のヤド」
【日笠町 「涅槃のヤド」
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