月ヶ瀬桃香野八幡神社では椿の葉を1万枚数えて神さんに奉納し、五穀豊穣を願う珍しい神事の「弁天一万度祭」が行なわれます。いつ始まったのか、なぜ一万枚なのか古老たちも知らないものだが今も伝統を守っています。昼過ぎに大人衆、奈良の万成と言われる梅寿会、子ども会が同神社に集まり、祭りは大人衆たちが取り仕切ります。神殿で役員全員が揃って祝詞の奏上を唱和された後、神楽殿で直会が行なわれます。豆、昆布、雑魚、カマボコ、テンプラを配膳し、お神酒を注いでいきます。箸を使わず半紙に置いて口に添え食します。やがて参加者たちは用意された椿の枝を一本ずつ持って伊勢音頭の囃子が響くなか、鳥居と神殿の間をお百度参りのようにぐるぐる回り、ちょうず鉢の水で清め綺麗な葉を一枚ずつ取っては神殿前に置かれた箱に入れていきます。置かれた葉は役員が綺麗なものを選んで神殿の中に置かれた一の位、十の位、百の位、千の位を示す箱へ順に送っていきます。これを繰り返し最奥の葉が十枚集まると一万枚が数えられたことになります。その中から選ばれたのが最も美しい葉となり、その後の奉告祭で神さんに献上されます。(H17.5. 5撮影)
月ヶ瀬桃香野八幡神社 「大人衆の直会」
【月ヶ瀬桃香野八幡神社 「大人衆の直会」】
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