無形民俗文化財に指定されている「暴れ亥の子祭り」を行う桜井市高田地区。祭事場である出荷場のすぐ南方には普段閉じられている薬師堂がある。今日八日は薬師堂の花まつり。念仏講を営む地区の人が早朝に集まって花御堂の屋根に花を飾ります。昔は13軒もあった講はたった4軒。先代おばあちゃんから花まつりを引き継いできた4人。今では平均年齢70歳を超える。お花はそのときに咲く花を集めてくるが、四隅に飾るレンゲは欠かせないので遠くまで取りに行くこともあるという。花御堂に高さ15cmほどのお釈迦さんを据えて甘茶を小さな杓で掛ける。アマチャは庭にあるアマチャアジサイ。新芽の葉っぱを摘んで採取。生のまま手で揉んでアマチャにする。口いっぱいに広がる甘さは自然食そのもの。本来の花まつりはお釈迦さんの生誕の4月8日で、仏事では灌仏会や仏生会と呼ばれている。民間信仰の高まりからか明治のころから花まつりと呼称されていることが多く、関西では月遅れの5月に見られる。(H19.5. 8撮影)
桜井市高田薬師堂 「花御堂」
【桜井市高田薬師堂 「花御堂」】
桜井市高田薬師堂 「アマチャ参拝」
【桜井市高田薬師堂 「アマチャ参拝」】
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