450年前、都祁上深川が生まれた頃から行なわれている五穀豊穣を祈願する「ゲー」の行事。半夏生の翌日、元薬寺のお堂に地区の宮座講の方々が集まり、”しきび”を供えて「なむあみぼさつ」と唱えます。37歳になったら加入できる氏神講の大人講の祭事です。ひとつの盆には九つの銅杯に一枚のしきびの葉を添えます。対角の角には四枚の葉を添え、六枚の”しきび”盆を供えます。昔し、山林を財産共有する講は杉を計る「杉さし」もあったが、売却して今は親睦を目的とする直会中心に行われています。昼寝をした後、再び”しきび”を前に念仏を唱えます。12月には「米こなし」という決算報告がされます。仏式行事と思われるのですが、記録もなく、講の方々もなぜこのような形式なのか判らないといいます。なお、400年以上も続く同神社で行われる無形民俗文化財の「題目立」はこの宮座講から派生したものとされ、歴史、伝統をもつ宮座講です。(H17. 7. 3撮影)
上深川元薬寺 「ゲー祭壇」
【上深川元薬寺 「ゲー祭壇」】
上深川元薬寺 「座講唱和」
【上深川元薬寺 「座講唱和」】
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