氷室の氷は冬場に氷を貯蔵して夏場の暑いときに冷たいもので喉をうるおすもので、長屋の王の邸宅跡から出土した「都祁氷室」や「都祁氷進始日」と書かれた木簡から氷室の実態が明らかになっています。奈良時代には福住町など奈良東部山間地域には、氷の貯蔵庫である氷室が数多く作られていました。氷の貯蔵庫である氷室を再現して、夏の盛りに氷を取り出し皆で楽しもうとする氷祭りが天理市福住町で行なわれます。現代の氷室は地域のメンバーが地域活性化のために、7年前に復元したもので、今年2月に3トンの氷を茅葺で覆った氷室屋に、深さ3m四方の穴に納め大切に保存していました。小屋には日本書紀に記載されていたように沢山の茅で覆い、氷が解けないようにしています。神事を終えて、氷室の入り口を開けて残っていたのが882kg。牛乳パックに入れた子どもたちの氷はわずかばかり。取り出した氷を大八車に乗せて福住小学校会場へ運び、氷はカキ氷となって喉を潤します。平城遷都1300年には、古代に奈良の都へ氷を運んだようにしたいと地域の代表者は思いを語ります。(H17. 7.18撮影)
天理市福住町 「氷室へ」
【天理市福住町 「氷室へ」】
天理市福住町 「貴重な夏氷」
【天理市福住町 「貴重な夏氷」】
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