真夏を迎えた土用の日。この時期は例年、梅雨が明けるころでもありますが今年は長雨が続き豪雨で各地が被害が続出しています。農業にとっては土用の日は畑地の虫干しを行う土用干しの日でもあり、桜井市小夫の天神社では別名紙魚ぶるいと呼ばれる厄蝗祭が夕刻から始まります。朝から神事衣装や道具、古文書、座布団などを境内いっぱいに広げて虫干しをしていきます。高温多湿の夏、樟脳などの防虫剤が出はじめるまでは、土用干しの習わしはかかせないものでした。夏冬の衣類を広げて土用のうちに風を入れ、カビや害虫を除きます。紙魚ぶるいとは和書につく銀白色の紙魚退治のためで、正倉院をはじめとする古寺に残る古文書や経文類を干す行事とつながるものです。(H18. 7.22撮影)
小夫天神社 「紙魚ぶるい」
【小夫天神社 「紙魚ぶるい」】
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