西の京丘陵の南端は主水山(もんどやま)と呼ばれる地で大和郡山市内域の城町(じょうちょう)。江戸時代、中井主水正(もんどのしょう)の支配地だったことから名付けられた旧村東城村主水山。地蔵盆はお地蔵さんを綺麗に清掃することから始まります。朝からテントを張って子どもの名前を記した提灯をぶらくります。祠の中には扇を広げたような形のコンブをカンピョウで括っている太いズイキがみられます。その中心部は湿したユバで包んだ平筒(ベースは割り箸)のようなもの。ズイキの後ろはゴボウが一本立てられています。それを一対供えて、ズイキの前には左の三宝には洗米。右にはアズキが盛られています。特に名称はないといわれるお供えはズイキ御供と呼びたい。他所では見られない特異な様式に興味を惹かれます。(H20.
8.23撮影) |