事を終えると、総代の周りに講員らが集まります。総代の前には、大切に管理されている講員の名前を記した神名札を置きます。神名札は18歳になった男子全員の名前が記されているといい、講員の子弟が満18歳に達して成人になった祝いをするものでいわゆる元服式。総代は役員らが見守るなか、伊勢大明神へ代参したときに手に入れた棒のようなお札を、静々と下げて神名札を引き上げる「振上げ」神事が執り行われるもので息を潜める儀式です。和紙でできているお札と神名札。紐状になっているお札の先が引っかかるように持ち上がってきます。引きあがってきた神名札を扇で受け取り、立会人が広げ名前を確認します。このようにして2年後の当屋が決まるのです。引き続いて、伊勢大明神代参者2名も「振上げ」の儀式で厳粛に決められます。(H18.10. 1撮影)
三宅町 石見祭祀講 「静寂の空間」
【三宅町 石見祭祀講 「静寂の空間」】
三宅町 石見祭祀講 「振り上げ所作」
【三宅町 石見祭祀講 「振り上げ所作」】
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