月例祭直会を数時間興じた夜、総代長を前にして、秋の大祭執行に際する当家と当人を決める茶碗クジを使った「振り上げ」神事が始まります。三人の年番は名前を記した半紙を手で丸めて小さな形にします。茶碗には中央に小さく穴を開けた半紙を被せます。二人の総代と三人の年番が見守るなか、名前を書いたクジを入れると総代長は茶碗を上に放り、穴からクジが飛び出すのを神妙に見届けます。飛び出さなくて今日は難産の日だなぁーと一同が笑う。穴の大きさを調整してようやく飛び出したクジを広げて記された名前を確認します。他の二枚も広げて立会人が間違いないことを認めます。当家が決まった瞬間です。次に六人の当人のクジを引きます。「振り上げ」箱には18歳以上の男子の名前を記した名札が入ってます。立会人が箱を振って中に入っている名札を混ぜると、総代長はひとつずつ札を引き上げ、一番当人から六番当人までクジを引きます。これらも立会人が現認します。半紙に決まった当家、当人を記すと、年番三人は地区を走り回って決まったことを本人に伝えていきます。(H18.10. 1撮影)
奈良市 水間八幡神社 「振り上げ茶碗クジ」
【奈良市 水間八幡神社 「振り上げ茶碗クジ」】
奈良市 水間八幡神社 「秋大祭執行者決定」
【奈良市 水間八幡神社 「秋大祭執行者決定」】
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