「細男(せいのう)」は、神功皇后の故事に因むもので、筑紫の浜で老人が「細男を舞えば磯良(いそら)と申す者が海中より出て干珠、満珠の玉を献上す」と言ったのでこれを舞わしめたところ磯良が出てきたが、顔に貝殻がついていたので覆面をしていたという物語りが伝わっており、八幡神系の芸能と考えられています。
白い浄衣を着けた六人の舞人が白い布を目の下に垂らし、うち二人が小鼓を胸から下げ、二人は素手で、あとの二人は笛役です。小鼓を打ち、袖で顔を覆いながら進み、また退きして拝舞する素朴なものでありますが、独特の雰囲気で神秘的な舞です。
春日の杜で毎年くり返し行なわれているこれらの神事芸能は、特異な存在として国の重要無形民俗文化財に指定されています。 (H14.12.17撮影)
春日若宮おん祭「細男」
【神々の深淵】
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