茶畑や田園が広がる田原の里は緑豊かな景観を映し出す。遺跡も多く発掘されるなど古来より宮人が住まいした里。今日は茗荷町に鎮座する天満神社で豊作を祈願する御田植祭。舞殿にカマス、生タマゴ、コンブなどの神饌が供えられる。祭典が始まる前、周辺地区の代表者は松苗を抱えてきた。南田原町、誓多林町、此瀬町、中之庄町、矢田原町、中貫町、長谷町、和田町、須山町、杣ノ川町、横田町、日笠町に地元茗荷町だ。御祈祷の松苗、五穀豊穣、家内安全と墨書したものもみられる。松苗は豊作を祈願する大切なもの。祭典を終えると代表者は持ち帰って各戸に配られGWのころに苗代など水口で水戸まつりが行われる。祭典は白装束を身に纏った三人の神主が営む。修祓、祓えの儀、祝詞奏上のあとに御田植えの所作が始まった。スキやクワで丹念に畦を耕していく。次は松苗を植えていく所作。次は右手でカマを持ち、左手に松苗を持ちあげ、ひと束ずつ刈り取っていく。一般的におんだ祭は苗を植えるところで終えるが、実りの稲に見立てた松苗を刈り取っていくたいへん珍しい所作だ。御田植えの神事を終えると玉串奉奠。代表者は今年も豊作になってくださいと心から祈願される(H21. 3.22撮影)
茗荷町天満神社 「豊作祈願」
茗荷町天満神社 「豊作祈願」】
茗荷町天満神社 「豊作の刈り取り」
茗荷町天満神社 「豊作の刈り取り」】
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