奈良市大柳生の太鼓踊りは江戸時代始めに流行した風流芸能のひとつで、もともとは田楽などの系統芸能と考えられています。大きく枝が開いた造花の飾りを背中に着けて、胸の前に下げた「カッコ」と呼ばれる太鼓を叩きながら踊る、優雅で勇壮な踊りで、県の無形民俗文化財に指定されています。
「大ジュンヤク」を踊った後、「ダイゼンオドリ」「シノビオドリ」と続きます。こららの踊りは「タンカ」とよばれ、説話や当時流行した歴史物語、風俗ものの内容が盛り込まれ節を付けたものです。当家宅の中で白い装束を着た方は「明神
(みょうじん)」さんです。地元の夜支布(やぎゅう)山口神社の分霊である回り明神を一年間お祀りする当家の方です。太鼓踊りは回り明神さんに見えるように、庭先で奉納されるもので約1時間ほど行なわれます。太鼓踊りは雨乞いを祈願するものですが、大柳生では戦いの出陣、凱旋の踊りと考えられています。太鼓踊りを終えると盆踊りが始まります。昔は地区の若い人たちが勝ち抜き戦で相撲をとっていたそうです。(H17.8.17撮影)
大柳生 太鼓踊り 「夏夜の舞」
【大柳生 太鼓踊り 「夏夜の舞」】
大柳生 太鼓踊り 「提灯舞台」
【大柳生 太鼓踊り 「提灯舞台」】
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