橿原市膳夫(かしわて)町に鎮座する三柱神社(みはしらじんじゃ)では氏子らで組織する宮講衆で祭礼を営んでいる。地区は150軒ほど。西の左座は1〜5班で東の右座は6〜9班。決められた班の順で頭屋が選ばれる。最大の班では13軒もあり、班が巡るまで5年間待たなければならないので65年間にもなる。孫の時代以上になってしまうなあと笑った氏子さん。結婚以来、34年目にして初めてだとおっしゃる左座頭屋。一方の右座の頭屋は親の家で見ていたのが30数年前と話す。秋祭りともなる宮講祭の宵宮の日は朝から参道に提灯を張るなど忙しい。頭屋の家では一日の日に神さんを迎えた社や吉野川で拾ってきた石(班の氏子数)などを設えた祭壇に祀っている。傍らにはヤナギの木に酒を入れる竹筒二個と根付き稲穂を取り付けられたヒモロギが置かれている。その前には大きな御幣と小さな御幣が6本。これらとは別に百味の御食(ひゃくみのおんじき)と呼ばれるお供えは穀物や野菜、豆などのタネやその実もの神饌。座敷机に並べられた小皿盛りの御供は100種以上にもなり壮観な景観を醸しだす。(H20.10.27撮影)

膳夫 「左座頭屋百味の御食神饌」
膳夫 「左座頭屋百味の御食神饌」】
膳夫 「左座頭屋」
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