非業の死を遂げた南朝最後の皇統「自天王」(1440〜57)を偲んで、川上村の金剛寺と福源寺の2寺で営まれてきた朝拝式。今年の550年祭を機に統合されました。当初は吉野川沿いの上北山村、下北山村の人たちも参加していたが、江戸初期の1625(寛永2)年に川上村内3カ所で分かれ、今から50年ほど前、同村高原の福源寺「筋目七保」と神之谷の金剛寺「筋目四保六保」の2カ所で営まれ続けられていた。自天王の遺品、儀式の統合に合わせて福源寺の兜(筋目七保)を金剛寺に移し、胴丸鎧(筋目六保)、大袖(筋目四保)や太刀と共に奉られ、最後の参列者となった550年祭の両筋目衆。「筋目」と呼ばれる家系の男性しか参列できなかったしきたりを廃絶し、同村の無形民俗文化財に指定して村民全体の行事として金剛寺で存続していきたいとおっしゃる。(H19. 2. 5撮影)
金剛寺  「550年目の筋目衆」
金剛寺  「550年目の筋目衆
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